名刺に掲載すべき情報とは？

Training.Ⅴ 名刺

名刺にどんな情報を記載するかは、十分に吟味すべき項目です。必須事項を忘れずに載せることはもちろんですが、一工夫としてプラスした情報がビジネスでのつながりや付き合いをサポートしてくれることもあります。今回は名刺に掲載すべき情報について考えます。

名刺に必ず入れるべき必須項目

名刺に載せる必須項目には次のものがあります。記載漏れがないよう必ずチェックしましょう。

名前

名刺はまず自分の名前を伝えるものなので、これを忘れる人はいないでしょう。問題はデザインで、通常はきちんと真っ先に目に入るよう、目立つ場所に目立つ大きさで記載します。ローマ字による読みを併記するのも親切です。

会社名、事務所名

会社勤務の場合は社名、フリーランスは法人にしているなら社名を、あるいは属している組織名を入れることもあるでしょう。社名もすぐに分かるようにすべきなので、フォントは大きめで、会社名と並べてロゴを入れることもよくあります。

所属部署名

会社勤務の場合は所属部署の名前が入ります。名前、会社名よりは小さいフォントを使います。

役職名、肩書、職業

会社所属であれば、「取締役」などの役職名、肩書も忘れずに。フリーランスでは「デザイナー」「WEBデザイナー」などの職業を入れます。

住所

会社、事務所などの住所です。郵便番号も忘れずに記載を。

ホームページのURL

会社なら会社のホームページのURLを。事務所もホームページがあるなら記載しておきましょう。

電話番号

会社や事務所の電話番号を。職業によっては携帯番号も記載します。

Eメールアドレス

メールアドレスも必須です。

そのほかの相手の役に立つ要素について

上記は必須事項ですが、それ以外にも相手にとって有用と思われる情報を記載してもいいでしょう。次のようなものがあります。

会社へのアクセス情報

簡易的な地図などを記載しておけば来社する人にとっては助かります。

英語名

外国人と接する機会が多い場合は、名前だけでなく、社名などもすべて英語で表記しておくべきでしょう。裏面をすべて英語表記にするのが一般的です。

企業理念

社名だけではなく、会社をアピールする情報を入れることもあります。企業理念やキャッチフレーズが書かれていれば、もらった方はどんな企業なのかをイメージしやすいでしょう。

商品名

会社が発売している商品名、扱っている品目などを載せるのも相手にとって分かりやすく、PR効果が見込めるでしょう。裏面にリスト化して載せることもできます。

顔写真、顔イラスト

営業の仕事などでは顔写真を載せるケースもよく見られます。顔を覚えてもらうには有効。イラストが描けるのであれば、似顔絵でもいいでしょう。

SNSのアカウント

少しパーソナルな情報を公開することで、相手との距離を縮めることができるかもしれません。ただ、プライベートで使用しているSNSは、諸刃の剣なので、名刺の使用シーンを熟慮してから掲載しましょう。

相手の興味を引き付ける要素について

さらに、相手に興味を持ってもらう、名刺を渡したときに話題作りになるような情報を載せることも考えられます。

趣味

自分の趣味を記載。そこから話が広がるようなものがいいでしょう。

資格

取得している資格があればそれも載せることで、スキルをアピールすることができるでしょう。

特典

事業内容にもよりますが、名刺を持っていることで何か特典を用意するというアイデアを実施している会社もあります。イベント開催時などの招待券を兼ねた期間限定名刺を作るのもいいでしょう。

主要取引先

主要取引先名を記載することで相手企業とのつながりが明らかになることもあるかもしれません。

名刺は大切なコミュニケーションツールとしても活用できるものです。上記内容を参考に、記載する情報を取捨選択してみて自分をアピールするコンテンツにしてみてはいかがでしょうか。

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トレーニングコラム Day.23 | 名刺に掲載する情報